◆会いたい
編集者が「会いたい」と電話をかけてきたら仕事の依頼だと思っていいのです。
「あなたのことを好きになってしまいました」
と言われる可能性もあるかも。
◆アシスタント
手伝いの人のこと。別名:「アシ」「アシスト」「助っ人」
上手い人は日給が高い。安い人は下手な場合が多い。
1日で8千円~1万5千円くらいだろうか。
僕が今まででいちばんもらったのは、最高で一日2万円です。
これは漫画家さんによってまるっきり違います。
○専属のアルバイト契約をするなら別だが、
アシスタントに初めて行くと、いきなり作業に入って、
原稿が上がってからアシスタント料をもらうことが多い。
仕事している間は、いったいいくらもらえるのかわからずに
やっていることが多々あった。
行ってすぐ「アシスタント料は、○○円でいいですか?」
とお金の話をする先生はしっかりした人です。
◆アシスタント2
アシスタントは漫画家の財産です。
他の漫画家さんの専属、あるいは専属に近い頻度で入っているアシスタントを
気軽に手伝いに呼ぶことは危険です。
「俺のアシスタントを盗ったな!」
と泥棒呼ばわりされるかもしれません。
されなくてもハラの中で悪い印象を持たれる危険アリです。
◆印税
単行本を出版した後、入ってくるお金。
一冊500円の本だとすると普通漫画家に入ってくるのは、その10%である。
業界用語で「10%」のことを「テンパーセント」と言う。
これは会社によっては違う場合もある。
最初に聞いておくことをお勧めします。
◆打ち合わせ
担当編集者との打ち合わせ。その場所はさまざま。
出版社の編集部、漫画家の仕事場、漫画家の仕事場の最寄駅近くの喫茶店などがある。
駅の改札の前で立ちながら打ち合わせという場合もある。
◆打ち切り
連載打ち切りのこと。
編集部の決定で、あるいは漫画家との協議の上連載を中止させられること。
◆エッチ系
別名・エロ系、エロ漫画。
読者を性的に興奮させるために描かれた漫画。
とにかく漫画の中でセックスしてれば載せてくれるんだろうと
いう言い方をする人もいるが、なかなかどうして、
このエッチ系にも絵のはやりなどがあって難しいらしい。
とてつもなく絵の上手い人もいるのだ。
◆大手
大手出版社のこと。
小学館、集英社、講談社などのこと。
◆落ちる
原稿製作が遅れて印刷に間に合わなくなってしまい、
雑誌に載らなくなってしまうこと。
この場合、目次のあたりに
「作者急病のため今回は休ませていただきます。」
などというコメントが出る。もちろん嘘。
代わりに別の人の漫画で同じページ数の作品が掲載されたりする。
代わりの原稿のことを「代原」という。
原稿が落ちた場合を考えてあらかじめ編集者が用意している場合もある。
なぜ正直に
「原稿が間に合わなかったため…」
と書かないのか疑問だ。
純真な少年少女たちに、大人のだらしない部分を見せない方がよいという
配慮なのだろうか。
ちなみに、本当に病気になって連載を休む場合も
↑のように書かれるので注意が必要。
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